歩行時のエネルギー代謝

フィジ男

2008年09月27日 17:15

北アルプス北部が冠雪 県内冷え込み今秋一番(信毎Webより)
我が家からも冠雪した光景を望むことができました。
寒いですね「と姿勢の研究所」管理人フィジ男(ふぃじお)です。

6.歩行時のエネルギー代謝

◆エネルギー消費の測定
身体運動におけるエネルギー代謝で扱われるのは、化学的エネルギーで、
アデノシン三リン酸(ATP)、クレアチンリン酸(CP)、グリコーゲンの分解過程で
発生するエネルギーです。
必要なエネルギーの大部分は食物として摂取された栄養物が呼吸で取り入れられた
酸素と酸化反応を起こすときに発生するエネルギーです。

平均的な食物摂取を行っている場合、酸素消費1リットル当たり、
約4.83Kcalのエネルギーが発生します。
一定時間内にある仕事を行ったときの酸素消費量を測定して、
間接的にエネルギー消費を知ることができます。

酸素消費量は呼気を集めて、その容量と酸素濃度とを測定し、
吸気の酸素濃度(大気では20.93%)との差から計算します。

安静状態で生体維持に必要な最低限のエネルギーを基礎代謝といいます。
歩行などの運動時のエネルギー消費を運動代謝量といいます。
基礎代謝量と運動代謝量との相対的比を求めると、安静臥位と比べて、
自然歩行ではおよそ4倍のエネルギーが消費されることになります。
・・・つづく(医歯薬出版「基礎運動学」より引用)

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