立位姿勢の制御は?
「と姿勢の研究所」管理人です。
本日も暑いです。
長野駅前の温度計が何と
35°でした。
長野県内は軽井沢以外は何処も30度超えのようです。
水分補給はこまめにしましょうね。
1日の水分摂取量は約2~2.5リットルですが、
子供や高齢者の場合、喉の渇きを気づかない場合があります。
家族が気をくばる必要がありますね。
水分の摂り過ぎは逆に腎臓に負担をかけ、
体内の老廃物を処理できなかったり、むくみの原因にもなります。
エアコン効いた部屋にいる場合は特に注意が必要ですね。
夏場は適度な運動と休養、栄養補給と水分補給で乗り切りましょう。
立位姿勢の制御のひとつに筋の活動があります。
本日は「抗重力筋」についてです。
重力に対抗して立位姿勢を保持する働きを抗重力機構といい、
そこで働く筋群を
抗重力筋といいます。
●身体の腹側に位置するもの:前脛骨筋、大腿四頭筋、腹筋群、頚部屈筋群。
●身体の背側に位置するもの:下腿三頭筋、ハムストリングス、大殿筋、脊柱起立筋郡。
通常の
立位姿勢の保持には腹側の筋群よりも、背側の筋群のほうが相対的に
重要な働きをしています。
緊張した立位姿勢の保持には両者の活発な筋活動が必要になります。
頚部伸筋群、脊柱起立筋群、ハムストリングス、ヒラメ筋をとくに主要姿勢筋群と
呼んでいます。
抗重力筋の働きは、基本的立位姿勢からの重心のずれを補正することにあります。
どの筋が活動するかは、重心線と各関節との位置関係により異なります。
理想とされる正常な立位姿勢を保持するときの、主要な関節に関係する筋活動は
①足関節:重心線は足関節より前方を通るため、ヒラメ筋、ときに腓腹筋が活動します。
②膝関節:重心線は膝関節中央のやや前方を通るため、重力モーメントは
膝伸展に作用します。したがって、膝の筋活動は特に必要としません。
(・・・以外?ですね)
③股関節:重心線は股関節の後方を通り、股関節の伸展に作用するため、腸腰筋が活動します。
④脊柱:重心線は第4腰椎のやや前部を通る(※書籍により異なる)ため、
脊柱起立筋郡が活動します。
・・・つづく
(医歯薬出版「基礎運動学」より)
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