立位姿勢の制御は?
日中も過ごし易くなりましたね。
「と姿勢の研究所」管理人のフィジ男(ふぃじお)です。
重心動揺
立位姿勢では、足関節を支点として逆振り子のようにたえずわずかに動揺しています。
重心線と足関節の位置から、重力は体幹を前に倒すように作用します。
これをヒラメ筋などの背側に筋活動で調整するために前後動揺がおこるんですね。
成人の平均では頭部や重心の動揺の速度は0.7~0.9㎝/secです。
重心動揺面積は、幼児期から10歳代後半までは年齢の増加に伴って減少し、
20歳代で最小となります。その後は徐々に増加していき、70歳代以降は著しく大きくなります。
目を閉じると重心点はやや前方に移動します。
これは眼からの立ち直り反射が欠落するためなんですね。
視覚による情報は姿勢を制御するには大変重要だということがわかりました。
(医歯薬出版「基礎運動学」より)
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